お盆の週ですが、私も今年の流行りにもれず
実家の母から帰らないようにとの指示がありましたので (^^;
のんびりした夏休みになりそうです。
夏休み、英語に訳すれば summer vacation ですが
言葉は文化ですから、その言葉が持つイメージというのは必ずしも直訳では表現できません。
日本語で「夏休み」というと、帰省ラッシュや花火、お墓参りなどが浮かぶと思いますが
ヨーロッパだと、夏休みは1ヶ月ほどとって、家族でどこかへ出かけるのが普通です。
多いのはやはりビーチリゾートで
何もせず、ビーチで寝転んで、本を読むなりして毎日過ごします。
夏に日焼けしていないのは、どこにも行けなかったかわいそうな人ということになるので
日焼けするために皆さんがんばります。
白い肌が美人の条件なのはアジアの感覚のようですね。
そういう国だと、「夏休み」という言葉は、ビーチ、日焼け、1ヶ月の休暇、のんびり…
という意味を含むイメージなんですね。
こういった、言葉のイメージの違いというのは本当に多くて
例えば日本人は鼻が低いより高い方がよいようですが
ヨーロッパやアメリカではあまり気にする人はおらず
むしろコンプレックスにしている人もいるため
「鼻が高いですね」はけなしている意味になりかねません。
(英語では big nose で表現することが一般的です)
南向きの部屋というのは、スペインでは暑くて不人気な部屋ですし
南半球の国なら、太陽は北を通るので、南や北という言葉の持つイメージは、日本とまるきり反対です。
クラスでは、言葉だけではなく、このような言葉の先にあるものを伝えたいといつも思っています。
ちなみに、アルゼンチンの猫はお魚を食べません。
アルゼンチンでは魚は高価で、牛肉の方が安いので
猫たちの標準的なごはんはお肉です。
サザエさんの世界は、アルゼンチンでは理解できないってことですね (^^;