日中は暖かくても,夕方になると寒い北風が・・・(>_<)
冬を感じる日々になってきましたね。
寒いと,お教室の中でも冷えや肩・腰の痛みの話がよく話題になります。
そうした中で,わりと多いのが,「『肩がこる』ということが,お教室に通うにようになって分かりました!」という声です。
自分では肩がこっているなんて思いもしないのに,美容院などに行くと「ずいぶんこっていますね」と言われて,
あまりピンとこない・・・そんな方は多いのではないでしょうか。
ある生徒さんも,入会された時,「私は肩こりはないんですよ~」とおっしゃっていました。
ですがある日,肩を回したり,肩甲骨を寄せたり,お教室でやっていたことを無意識にやっている自分に気づいたのだとか。
そしてよくよく考えてみたら,「あぁ,自分は肩がこっているから,ほぐしたくて体を動かしていたんだ」ということが分かり,
さらに,「これが『肩がこる』という状態なのか!これなら,自分はもうずっとこんな状態だった!!」と,驚いたのだそうです。
美容院で言われたように肩がこっていたのに,その状態が当たり前すぎて,肩がこっているとは思いもよらなかった。
でも,教室に通うようになって体を動かしていくうちに,肩が軽くなって温かくなって,その気持ち良さを知ってしまった。
頭ではなく,体で,「肩がこっていない状態」を覚えてしまったので,肩がこってきたらなんだか気持ち悪くなって,
無意識に肩をほぐそうと,体を動かしていたのではないかと思う・・・
これまで,自分でこんな風に肩をほぐそうなんて動かしたことなんて全くなかったので,自分でもとても驚いた。
――その方は,こんな風に,自分の体の変化を話して下さいました。
ヨガで「体の変化」というと,「体が柔らかくなる」とか「痩せる」とかいうことを想像されることも多いのですが,
ます何よりも,「体の本当の状態に気が付く」ということが,第一の変化ではないかと思います。
自分の体の状態に気がつくということは,体からの声が聞こえているということ。
体からの声が聞こえるということは,自分で自分の体のケアができる,大事に至らないように予防ができるということです。
自分の体の状態に気がつくと,自分の体の使い方や変化にも敏感になります。
ちょっと無理しすぎたから少し休もう・・・
これ以上続けると,痛みだすだろうから明日にしよう・・・
スケジュール上は時間はとれるのだけれど,少し無理が続いているから休んだ方がいいな・・・
なんだかイライラしているから,深呼吸してみようかな・・・・
体が悲鳴を上げる前に,自分で調整ができるようになるのですね。
様々な健康法がありますが,その中でヨガは,「自分で自分を癒す」健康法だと私は思います。
ヨガを通して,自分の体のことを自分自身で感じていけるようにしていきたいですね☆