今年も残すところわずかとなりました。
日中は暖かな日でも,やはり朝晩は冷え込みますね(>_<)
この時期は,足先の冷えが辛い季節でもあります。
感覚も感じられなくなるほど,まるで氷のように冷えた足先をなんとか温めようと靴下を重ねてはいたり,
寝る時も靴下を手放せないという方も多いようです。
店頭にも,「冷え解消」を謳ったグッズがたくさん並んでいます。
ですが,外側からいくら温めようとしても,なかなか改善しない冷えに悩まれているという方も,また多いようです。
辛い足先の冷えの改善には,血流を妨げないように,足の動きがスムーズにできるような状態にしてあげることが大切です。
硬い靴を長時間履いていたり,寒いからといって靴下を何枚も重ねて履いていると,足先は固定されたままになってしまいます。
ただでさえ,心臓から遠く血流が悪くなりやすい足先は,ますます血が廻らなくなってしまいます。
足が自由に動けるようにしてあげて,そして,できるだけ足を動かしてあげましょう。
手で足の指を一本一本,しっかりと開いて動かしてあげたり,手の指と足の指で握手をするようにして足首を回してあげます。
土踏まずやかかとを意識しながら,足裏全体をしっかりもんであげたり,両脚を開いて,前に投げ出すようにして床に座り,
左右にぶらぶらとふってあげましょう。
足裏の筋肉,足底筋を鍛えるのも,冷え解消に効果的です。
床の上に敷いたタオルの上に立ち,そのタオルを足の指先を使って手前にたぐり寄せます。
足指ジャンケンなども,簡単ですが,足底筋が鍛えられますよ。
また,意外なところでは,食事を控えることも,足先の血流の復活につながるそうです。
食事をすると,消化活動のために血流は胃腸に集中してしまいます。
つまり,常にお腹に食べ物がある状態だと,血流はずっと胃腸に集中したままで,足先にまで回らなくなってしまうのだそうです。
外側から温めることばかりしていくと,私たちの体は怠けてしまいます。
本来,自分で熱を作り出すことができるのに,外側から温めてもらえるので,その機能が働かなくなってしまうのです。
外側から温めることだけに頼らず,足が自由に動ける状態にしてあげて,こまめに足を動かしたり,足裏の筋肉を鍛えることで,
体内の血流をよくして,辛い足先の冷えを解消していきましょう!