「ちっとも覚えられない」
英会話のクラスで必ず聞こえてくる、切ないつぶやきです。
でもね、
繰り返し接することで、必ず口が覚えてくれますよ。
生徒の皆さんには「まず100回、口に出して言ってみましょう」と申し上げています。
今日、まだできて半年ちょっとのクラスにお邪魔していたんですが
レストランを想定して「それ頂くわ」というセリフがありました。
英語での「それ」に当たる言葉は、「it」や「that」、正確にはそれぞれ状況で異なるので
その文章中では「I'll have that.」にしたのですが
以前「I'll have it」 アイゥハヴィッ で出していたことが何度かあって
生徒さん全員が「thatって言いたいのに it って出ちゃう」っておっしゃいました。
口が覚えるって、そういうことなんです。
今までたびたび、プリントで「I'll have it.」という場面に接して、それを口に出してきたので
この場面で「それ頂くわ」だと「I'll have it.」
素晴らしい!するっと口から出てきてました\(^o^)/
プリントに that と書いてあっても it で言えたら正解です。通じるんだもの。
1つ言えるようになったくらいで…と思われるかもしれませんが
お教室に来て頂くまで、それも知らなかった、言いたくても言えなかった
そんな状態から考えたら、すごいことだと思うんですが。
ついでに
「I'll have it. 」注文の最後にこれを言える方、どれくらいいらっしゃるのかしらん。
がしがしうなずくか、please を繰り返しているか。よく見かける光景のように思います。
短いけど、よく使って、言えると会話が自然になるフレーズほど覚える価値があります。
小難しい文章はできる限り避けて
そういう感じの短い文章を、もういいと言われるくらい、しつこく繰り返し出現させて
口に出してみる機会を増やして、言えた!& 通じた!って嬉しさを感じてもらえるように。
そういう気持ちで毎回教材を作っています。