片鼻呼吸で、鼻も頭もスッキリ、やる気アップ!

春分を過ぎ、少しずつ春が近づいてくる感じですね。

暖かな春を待つなかで、花粉症に悩まされている方も多いのではないでしょうか。

 

花粉症の症状というと、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなど様々ですが、どれも辛いですね。

この季節は、ヨガのレッスンにも、鼻水がとまらない、鼻がつまって呼吸が苦しい・・・と

おっしゃりながら参加される方が多いです。

 

そんな時は、自律神経の交感神経の方を優位にさせるようなポーズを意識して取り入れていきます。

胸を開いて呼吸をしっかりして、脇をきつくしめるようなポーズなどが効果的です。

例えば、腕を後ろに回して腰のあたりで手を組み、肩甲骨をぐっと寄せて、あごを上げて胸を突き出すようにして

しっかりと呼吸をします。

皆さん、「あれ?鼻水が止まった」「鼻が通っってる!」と驚かれます(^^)

 

鼻の通りが悪かったりすると、頭もぼーっとして働かないですね。

ヤル気もおきません(> <)

そんな時は、ヨガの片鼻呼吸法がオススメです。

詳細な説明は割愛しますが、片鼻呼吸法はヨガではとても重視している呼吸法です。

エネルギーバランスを整え、脳に十分な酸素を送り届け、脳が活性化し、記憶力や思考力も向上するといわれています。

 

片鼻呼吸法は、その名の通り、片方の鼻の穴を使って行う呼吸法です。

ここでは、体と心のバランスをとりもどすとされる、左鼻と右鼻での呼吸を交互に繰り返す片鼻呼吸をご紹介します。

 ➀右手の親指を右の鼻に、右手の薬指を左の鼻に添えます。

 ②右の鼻をふさいで、左の鼻からゆっくりと息を吐いてそのまま左の鼻からゆっくりと吸います。

 ③左の鼻もふさいで、少し息を止めます。

 ④右の鼻を開いてゆっくりと息を吐き、そのまま右の鼻からゆっくりと吸います。

 ⑤右の鼻もふさいで、少し息を止めます。

②~⑤(2呼吸)を1サイクルとして、5サイクル(10呼吸)くらい繰り返していきます。

慣れてきたら、「吸う:止める:吐く」=「1:4:2」の割合で、呼吸を行っていきます。

 

この片鼻呼吸を行ったあとは、鼻も頭もスッキリとしてきます。

脳にも十分に酸素がいきわたり、ヤル気も起きてきますよ。

最初から、呼吸の長さの割合にこだわってしまうと、難しいと思いますので、まずは、

片方の鼻の穴を使って、「ゆっくりと吐いて、止めて、ゆっくりと吸う」ということを意識して

行うようにしてみて下さい。

 

左右のバランスをとろうと意識して行うことが、鼻だけではなく、全身のバランスをとろうとする

働きにも影響を与えるとも言われています。

 

あるクラスでは、指の使い方が難しいので、「親指と人差し指を使ってもいいですよ」とお話ししたところ、

「いえ、親指と薬指を使うなんて、こういう難しいことをやろうとするのがボケ防止になるのでやってみます!」と

実に前向きなお答えをいただきました。

なるほど、そういう考え方もあるのか!と、私も生徒さんに教えていただきました(^^)

 

花粉症で鼻が辛い方も、そうでない方も、片鼻呼吸、ぜひ試してみて下さいね♪