通じる喜びは正しい英語に勝る

最近、生徒さんがちょっとした旅行ラッシュで、ご報告を伺うのが楽しい毎日。

イタリアから戻ったおひとりからは、

「先生、お水はワラでちゃんと通じましたよ。

 ツアーの人がウォーターと言ってて通じなかったのを、代わりに言ってあげたの。」

あら嬉しい (^^) 

私がクラスでお伝えしているのは、誤解を恐れずに言えば、英語もどきの発音です。

でも、やっぱりその方が通じる。堂々と言えばなおさらです。

 

ちなみにこの方、開講当時からいらっしゃって頂いて、もうそろそろ3年になりますが

最初は本当に、まったくの初心者で

ちょっと長い文になると「わかんないわー」と難しい顔されてました。

でも「例文と違ってていいんです」「ここだけは外さないで」とクラスでお伝えして

かなり素直に、丸暗記でありながら、ポイントを上手に押さえてらっしゃいます。

通じるという経験からか、最近、余計に英会話が楽しくなってきたようで

クラスでの発言もとても多くなり、本当に嬉しい限り。

 

一方、クロアチアから戻った生徒さんは

「現地ガイドさんだけじゃなくて、

 かっこいい人見つけたら、かたっぱしから一緒に写真撮ってもらったのよー。

 例文どおり言えたか覚えてないけど、通じたから大丈夫!」

この方、本当に元気で人懐こい方なので、

多分 take, picture, あと笑顔とジェスチャ、これだけで十分いい思い出が作れたのだと思います。

 

発音も文法も、辞書どおりじゃなくてまったく構わない。

通じて、相手とコミュニケーションが成立して、よかったと思えるのが「会話」。

そう思っているのが生徒さんたちに伝わるよう、毎日願いながらクラスに立っています。

極論ですが、英語として間違っている英会話というものは、存在しないと思います。

もちろん、意味のまったく違う単語を使えばちょっと難しいですが、

文法?発音? 意図が伝われば、どうでもよいのでは?

ただ、文法的に、発音的に、正しい形に近い方がより伝わりやすいから

クラスではそれに近い形をご紹介しつつ

誤解される可能性が高くない限り、生徒さんの発話を否定はしません。

 

正しい英語 / 通じる英会話

後者を目指しているのが、S&Sの英会話クラスです。

正しくなくていいです。通じるコツを身につけて頂きたい。

そしてその時間が楽しければもっとうれしい。せっかく来て頂いているのですから。