まち案内(おもてなし)英会話のクラスは
日本の文化を英語で説明するという内容だけあって
旅行や日常英会話より、比較的英語力のある方が自然に集まる感じなのですが
「リスニングがもっとできるようになりたいので、いい教材を教えてください」という声がありました。
聞き取れないというお悩みは、結構伺うことがあります。
リスニングが上達するコツは、いろいろな人が紹介していると思いますが
私の感じているのは、ざっくりこんな感じでしょうか。
1.70%ききとれるもので練習し、わからない単語にぶつかっても立ち止まらず最後まで聞く。
2.英語でそのまま絵柄を思い浮かべる。
appleと聞いたら「りんご」という日本語ではなく、りんごの絵が頭に出る感じ。
3.聞いた内容を、シャドゥイングやディクティションなどで、口や手を使って再現する。
(この点のやり方などは、また次の機会に詳しく)
4.リンキングや音の脱落・変化をそのまま受け取る。
Got it は絶対に「ガリッ」と聞こえるはずで
「ガットイット」と頭で変換していたら、ずっと聞こえないまま。
5.そしてその音のまま、自分で言う練習を平行して行う。
リズムやアクセントなど、そっくりまねる練習をすると効果的です。
ざっくりこんな感じで
どんな教材を使うかは、実はあまり重要じゃないのでは、と思います。
あえて言えば、自分がおもしろいと思う分野のものを使う方が楽しい→結局続く となりますね。
頭の中に書いてあるカタカナ(日本人はどうしても音を知っているカタカナに変換するので)と
聞こえた音が一致しないと、とたんにわからなくなることが多いようです。
それを直すには結局、自分が発する音を、聞こえる音のとおりに修正するのが手っ取り早い。
クラスで、なるべく本物に近い音を発音してもらえるようお伝えしているのはそういうこと。
要は、伝わるように話せる練習は、聞ける練習と表裏一体なんですね。
そしてやっぱり、毎日やるのが大事&すぐには上達しないのです。
毎日少しずつ続けて、半年くらいたつと、ふと「あれ?前より聞こえる」という感じ。
だからあまり力を入れず、気楽にちょこっとずつ、気長に続ける方がいいですよ。