生徒の皆さんが楽しく英会話に接して頂けるよう、いろいろ工夫したくて
普段から英語関連の本はよく読むのですが
それに関連して、脳科学の本もよく手に取ります。
そんなに難しいことはわからないのですが
学ぶことが楽しく、効率的になるにはどうすればいいかのヒントが結構あるのですね。
先日、メンタリストのDaigoさんが描かれた「科学的に正しい英語勉強法」という本を読みました。
普段からわりと脳科学の本を読んでいることもあり
目新しいことはあまりなかったのですが、
英語の勉強に照らし合わせると、こういうことになるというのがわかりやすく説明されていて
その点で結構おもしろかったです。
こういう本を読むと、自分が持っている知識を再確認できて
それを生徒さんに伝えようという整理ができるので、よい機会になります。
その中で、そうそう、そういうことを伝えなければと思ったのが
記憶は、一度忘れた後で思い出すと定着するということ。
「あーそれやったはずなのに、何て言うんだっけ?」と、思い出すことで
脳に負担がかかり、それが定着につながるんだそうですね。
これは結構有名な説で、忘れないうちに反復練習しても効果がないんだとか。
つまり、「憶えられないわー」と言わないといけないってことです。
生徒さんたち、ほぼ皆さん「若い時みたいにすっと憶えられない」とおっしゃいます。
でもそれも脳科学的には間違いで
ただ学ぶことを習慣化しなくなるために、脳の力が衰えるだけで、年齢のせいではないそうですよ。
逆に言えば、学ぶことは脳を鍛える良い機会とも言えます。
教室で学んで、忘れて、「なんだったかしらー?」と思い出そうと考えてみる。
それだけでも英語に取り組む価値があるんじゃないでしょうか(^^)。
なので、復習不要、宿題もなし がS&S英会話のやり方です。
もちろん、復習すればそれだけ早く上達はします。これは確か。
でも忘れて、思い出すのに七転八倒して、クラスの皆さんでそうやっているのをお互い笑いあって
それで楽しく続けてもらえたら、それは1つのクラスの価値であると思うのです。