疲れるけど楽しい観光ガイド

4月から5月にかけて、海外からのお客様を案内する予定が目白押しなのですが、

今日はスペイン人6人を連れて鎌倉へ行って来ました。

のんびりしたお国柄ですから、だいたいペースはわかってまして

お台場のホテルのロビーで9時に待ち合わせしたものの

降りて来たのが9:15なのは御の字、そこでやれwifiがつなからないだの、

コーヒーが飲みたいだの、やっぱり上着を持って来るだの、ひとしきり騒動があって、

やっとホテルを出たのは9時45分。

新橋までゆりかもめでわずか15分なのが幸いし、そこからは横須賀線でなんとか問題なく鎌倉へ。

 

しかし鎌倉に着いても、ちょっと気を抜くと誰か見当たらないし

(大抵は途中のお土産やさんに潜伏してますので、戻って発掘しに行きます…)

この木は何の木だ?とか

お地蔵様はなぜよだれかけをしてるのか?とか

佐川急便って何だ?なんで配送員は走っているんだ?など、答えに窮する数々のことを

しかも誰かが私に話しかけていても構わずもう1人が聞いてくるので(その間にまた誰か行方不明)

いつものことながらくたびれ果てます。

通訳ガイドって、多分皆さんが想像するよりはるかに体力のいる仕事です…

 

しかしながら

たとえば竹林のすがすがしさに全身で感動してくれたとき。

野菜スティックについていたお味噌の味を気に入ってくれたとき。

町の食堂の接客の気持ちよさに顔がほころんでいるとき。

日本でのいい思い出を作るお手伝いができたことに

大変さもすべて吹き飛んで、他の言語で意思疎通ができることをありがたく思うのですよね。

 

こういう瞬間を持てるから、またやろうと思えるのだと思います。

そしてS&Sの生徒さんも、日本でこういう感動をしたり

あるいは逆に、海外旅行でお世話になって感謝の気持ちを伝えたいと思ったから

クラスに通ってくれているのだろうと、改めて感じた一日でした。

 

とはいえ今日の歩数23,000歩あまり…やっぱり疲れるわ💦