慣れてきたクラスでは、なるべく発話して頂く時間を増やすよう心掛けています。
その際に意識して頂きたいと思っているのが、フルセンテンスで話すこと。
実際、旅行くらいの会話であれば
Would you like your scrambled egg with bacon?
などと聞かれた場合、実際は Yes, please. で事足りるし
とりたてて失礼な感じもありませんが
練習の場合であれば、Yes, I'd like bacon with my egg. など
主語、動詞がちゃんと入った文章で答える方がいいと思います。
「英語を話せない」とおっしゃる方、とても多くいらっしゃいますが
ほとんどの方は、話せないのではなく、話すことに慣れていないだけです。
ということは、慣れれば「話せる」感が自分の中に増えるということで
そのためには、自分がきちんと英語の文章を話しているという実感を持って頂くことが大事。
Yes, please. だと、あまりその感じがないですよね。
さらに、自分でいろいろな状況に対応して話すためには、文章を組み立てることも必要で
フルセンテンスで話すことは、文章を作るとても良い練習になります。
英語の文章をつくるうえで、最もハードルが高いことの1つに
日本語は主語を言わなくても通じるのに、英語ではそれが通用しないという点があります。
常に、誰が・どうする・何を をまず考えるのが英語なので
そのクセをつける上でも、フルセンテンスで話す練習は大事なんです。
あともう1つ。
聞かれたことに、オウム返し的にフルセンテンスで答えると
その間に答えを自分で考える時間ができます。
Do you go to Kyoto often? と聞かれたら
Well, I go to Kyoto … about once a year. など、前半オウム返しの間に考えられます。
英語って結構、必殺オウム返しの術で喋れるように見えるものです。
オトクな方法でもありますよ♪