時間をみつけて、自分の英語の勉強のためにいろいろな本を読むようにしています。
とはいえ、興味を持った本を全部買っていると、とてもじゃないけどお金がもたないし
またたく間に家が本でいっぱいになってしまうので
気になった本は、図書館で探したり、立ち読みしたりして
本当に手元に置いて何度も読み返したいものだけを購入するようにしています。
その中でも最近買ったのは「英単語の語源図鑑」というタイトルで、結構売れている本らしいのですが
タイトルのとおり、英単語をパーツに分けてそれぞれの語源をもとに意味を把握していくというもの。
tion なら名詞とかそういう単純なものではなく、ラテン語やギリシャ語のもとから考えられていて
ほぅと思うものがたくさんあります。
例えば、adという接頭語は、英語のtoのような、方向を示す役割をはたしているそうで
adventure は ad(方向) + vent (行く) + ure(状態)、つまり何かに向かって進んでいくことで
冒険という概念になるんだそうです。
また、面白かったのが
company は con(一緒に)+ pan(パン)+y(名詞にする)が構成要素だそうで
(panはラテン語圏では日本語のパンのこと、日本にはポルトガル語からきてますね)
一緒にパンを食べる人、つまり仲間ということなんだそうです。
英単語を丸暗記しようとすると、かなり大変ですが
こうやって構成要素の意味を把握してみると、楽しく覚えられるんじゃないでしょうか。
私がラテン語起源のスペイン語も話すことから、余計に面白いのかもしれません。
adventure なら、スペイン語の「to」にあたるのは「a」が近いし
company の con は、スペイン語の「with」にあたります。
でも以前クラスで、previewという単語を出した際、
pre は前もってという意味があり、viewは見るですよね という話をして
生徒さんから「あ、それでパソコンの印刷確認をpreviewって言うんだー」と
納得して頂いたことがあります。
やみくもに暗記するのではなく、こうやって関連付けて記憶していくと
単語も結構楽しく覚えられるかもしれませんよ。
生徒さんにも機会あるたびに、こうやって言語の面白さを伝えていきたいと思ってます。