細かいことは気にしない

S&Sのクラスでは、ほとんど文法的な説明はせず

フレーズを丸ごと口に出す練習をしてもらっていますが

生徒さんの中には、「ここがin なのか on なのか at なのか、そういうのがわかんないのよね」とか

「a なのか the なのか、何もつけないのか、なんでいろいろあるのかしら」とか

いろいろ気にされる方もいらしゃいます。

 

そんな時、「どうでもいいです」と言っちゃいます。

学校の先生には怒られるのかもしれませんが

もともと弱く発音する部分ですから

例えば We'll meet at the station. が in the station になっても on a station と言っても

リズムさえきっちりしていて、meet ミィッ と station スティシュン だけ聞こえれば

あとは相手が「ああ、駅で会うのね」と分かってくれるんです。

ただ大事なのは、あくまでリズムなので

at や the があったところの時間はとっておかないと、リズムが崩れます。

We'll meet station. ではやはり違和感が大きいんですね。

逆にそこに「何かあること」がわかればいいので

なんなら We'll meet ** station. ウィゥ ミィッ「ンン」ステイシュン とか言っとけば通じるんです。

私も迷った時はこの手を使ってますから(^^; 通じることは実証済です。

そこを気にして、口から出さないほうが1万倍もったいない!

通じる英語って、こういうことだと思っています。

 

もちろん、in / on / at の違いを学んで使いこなせれば、それに越したことはありません。

でも前置詞と冠詞って、丸覚えしてもあまり役に立たなくて

in や the の持つイメージをとらえて応用していかないと、先詰まりになってしまいます。

クラスでも、機会があるごとに少しずつそういう説明はしていますが

時間がかかる作業だし、何よりそればっかりだとお勉強みたいで面白くないし。

少しずつ、楽しく思える範囲でやりつつ

でも基本は言いたいフレーズを言う練習をするのがいいんじゃないかと思っています。

 

で、そのうちフレーズが自分の中にたまってきたら

例えば We'll meet on a station. とか言ってみたとき

今度は口が「うん?なんか違和感」って感じるようになりますよ。

「駅を会いましょう」って言ったら、説明できないけどヘンだと思うのと一緒です。

心配せず、少しずつ、フレーズで自分の中に貯めていってください。