観光客の嗜好はそれぞれ

またまた友人の友人が来日しています。

今回は、会議で日本にきたご主人と、その付き添いという若いご夫婦で

先週初めに到着し、ご主人は会議なので観光は奥さんおひとりで、

今週はお二人で京都に行かれて、週末に東京に戻ってから帰国という予定です。

本当は東京でどこか観光にご一緒したかったのですが、毎日クラスがあり

来日の日に夕食を一緒しただけで、あとは今週末またお会いすることになりました。

 

会ったことのない人たちだったので、ホテルまで迎えに行って

とりあえずホテルから遠くないお台場へ夜景を見に出かけることに。

お台場の夜景は、どんな観光客でも喜んでくれるし

しかもゆりかもめの無人運転が結構楽しいらしいので、いつも使う手です。

移動中に共通の友人の話題やらを話した後は、日本で何がしたいのかを聞くのもいつものこと。

2人とも日本は初めてで、奥さんは歴史や伝統あるものに興味があるということだったので

浅草や両国、谷中の街並みや、六義園、時間があれば鎌倉もいいよという話をしました。

彼女も熱心にメモをとりつつ、いろいろ質問してきます。

お台場での夜景の後は、再度新橋までゆりかもめで戻り

居酒屋でいろいろなおつまみを頼みつつ、今度は食べられないものなどを聞いて

(ご主人は結構なんでも平気、奥さんは貝や生魚がダメで野菜が好きでした)

ならこれがおいしいと思うよとか

レモンサワーがお気に召した様子だったので、日本語での発音を教えたりとか

そんなことをしているうちに時間が過ぎていきました。

 

日本が初めての外国人に会う際は、なるべく旅程の最初の方にお会いするようにしています。

日程も限られているうえ、私が毎日一緒できるわけでもないですし

おまけに日本は本当に見るもの、食べるものの種類の幅がものすごく広い国ですので

それぞれの嗜好に合ったものが早い段階でわかれば、旅の満足度も上がるというもの。

今回は伝統的なものでしたが、アニメ好きな人なら、秋葉原、池袋、中野あたりですし

日本の技術が好きな人には、お台場のトヨタや、最近ではチームラボのブースをご紹介します。

生魚も、本場の寿司を食べに来たという人もいれば、まったくダメな人もいます。

観光案内の際には、そういったお客様の好みを理解してそれを実現することが

英語の能力よりも大事だと思うのです。

 

そのご夫婦、京都に行く前に連絡をくれて、ものすごく楽しい旅行をしているとのこと。

今週末お会いして報告を聞くのが楽しみです。

それにしても、こうやって友人がその友人を紹介してくれて

またその新しい友人が他の人を紹介してくれる結果、ねずみ算的に知り合いが多くなってきています。

とてもありがたいことではあるのですが、案内する時間が限られているのが悩みです…