今日はスペインからのお客様ご夫婦と一緒に鎌倉に行ってきました。
スペイン人にしては、かなり詳細に計画を立てている人たちで
おととい夕食を一緒した時、「じゃあこの電車に乗るから、8:30に鎌倉駅ね」と言われ
几帳面な人たちかもと思ってがんばって早起きしたのですが、
鎌倉についたら「ごめーん、出る時間と到着時間を勘違いしちゃった、今電車乗った」
しかも大船で乗換時に間違えたらしく「電車が来た方向に戻ってる!」
結局鎌倉駅で会えたのは10:30でした…ま、要するに普通のスペイン人だってことです💦
彼らは先週土曜に日本に到着、今日で3日めの観光になるのですが
その短い間に見つけたお地蔵様が気に入った様子で
あれは何なのか、なぜよだれかけをしているのかと質問が飛んできます。
日本人には当たり前すぎる光景なので、説明に窮するものの1つですね。
お地蔵様は正式には地蔵菩薩、菩薩様なので、仏教でも観音様と同じ偉い仏様です。
お釈迦様が亡くなってから、弥勒菩薩様がこの世に現れるまで
仏様のいない世界で苦しむ人々を救済した方と言われていて
色々なものに姿を変え、人々の苦悩をお慈悲の心で救ってくださるらしいです。
なので身代わり地蔵とか、道祖神的な役割も担っていて、道端で見守られているんですね。
またお地蔵様は子供を守る神様として信仰される事も多く、
自分の子供が元気に育つようにと、よだれかけや、頭にかぶせる頭巾を奉納するんだそうで
よだれかけが赤いのは、高山のさるぼぼ同様に魔よけの意味があるから。
お地蔵さんを 仏様のひとつ(one of the saints of Buddhism)と言ってしまうのは簡単なのですが
ちゃんと知りたいという方に説明するには、まず日本語で知っていないと全くお役にたちません。
幸い知識のある分野だったので、説明できて何よりでしたが
前述のような内容を英語(今回はスペイン語)で説明するには、やはり準備が必要です。
さて、みなさんならどう説明しますか?
S&Sのおもてなしクラスでは、こういう内容をやっています。日本再発見、楽しいですよ♪
ちなみに鎌倉では長谷寺に寄り、供養のお地蔵様が並んでいる姿を見てまたひと盛り上がり。
長谷寺にある「じぞうみくじ」を引いて大吉で大喜びというおまけもつきました。
長谷寺はあじさいで有名ですが、お地蔵様がずらっと並ぶ姿も壮観ですよ。
もしお地蔵様に興味のあるゲストがいらっしゃたら是非お連れしてあげてください。