今日は節分。一年で一番寒い日のはずですが、東京は暖かかったですね。
関西の文化だった恵方巻もすっかり全国に定着したようで
今朝の新聞の広告のスーパーのちらしで見て、ああそうか節分か、と思い出しました。
こういった日本の季節行事は、英語に訳すのが難しいことが多いです。
単語もそうなのですが、そもそも自分がその意味をちゃんと把握していないのが原因。
節分って、ただ豆を撒いて太巻きを食べる日ってわけじゃないですもんね。
そもそも「節分」という言葉はどういう意味があるのか
(季節の節目が節分、年4回あるうち春が一番重要なので行事として定着)
なぜ鬼がくるのか
(季節の変わり目には邪気が生じるといわれ、鬼は悪いことの象徴)
なぜ豆をまくのか
(平安時代、鞍馬山の鬼が都で悪さをしたのを、大豆を投げて目をつぶした)
なぜ恵方巻を食べるのか
(関西の商人が厄除けと商売繁盛を願って、
七福神にちなみ7種類の具材を「福を巻き込む」よう食べ始めた)
…などなど、改めて考えると知らないことばかり。
私にとっても、外国人と話すようになって初めて調べてわかったことです。
でも知ることで、日本は本当に季節の移り変わりに根差して生活している国だということを
改めて感じられたりもして、いい機会をもらっているなぁとも思います。
皆さんは豆まきをされたのでしょうか。
今日のクラスの生徒さんたちは、結構やる方が多いようでした。
「年の数食べると、もうそれだけでおなかが膨れてやんなっちゃう」
「おなかが膨れるってfullでいいの?」「そうだけど発音はフゥよね」などなど
またひとしきりその話題で盛り上がって、相変わらず寄り道の多い、でも楽しいクラスです。
せっかくなので、英語でどう言うかなーというのを考えてみてもいいかもしれませんよ。