最近、日曜の夜にAmazonプライムで映画を見るようになりました。
昨日見たのは、「記者たち 衝撃と畏怖の真実(現題:Shock and Awe)」という作品で
ブッシュ大統領時代、イラク開戦をめぐる「大量破壊兵器」捏造問題を
記者たちが暴こうとする、実話をもとにしたものです。
こういう作品を見ると、情報は操作できるということが、本当によくわかります。
映画の中で、記者が政府官僚にインタビューし、別れ際に
「Nice meeting you.」と言われて「You too.」と答えるシーンがありました。
あれ?「私も」なら「Me too.」じゃないの?と思われる方、多いかも。
初めて会う時は「Nice to meet you.」これは皆さんご存知かと思いますが
別れ際は「Nice meeting you.」最初に入るべき "It was" が省略されている感じです。
で、それに対してちゃんと返答するのであれば
「It was nice meeting you, too.」なのですが、これが省略されて「You too.」なんですね。
もし「Me too.」と答えたとすると、元の文が
「It was nice meeting me, too.」ってことになってしまい、ヘンなんです。
カフェで何かを注文する際、誰かが「I'll have coffee.」と言って「私も」と言いたい時
本来なら「I will, too.」になります。
慣習的に「Me too.」でも通じるので、これはこのままで構いません。
ただ、「私も=いつも Me too」と覚えてしまうと、時として変な回答になってしまうので
ちょっと注意が必要ですね。
「私も」の返答で、もう一つ使うのが「So do I.」
I love cats.(猫が大好き)→ So do I!(私も!)という感じです。
Love の代わりに do を使うことになるので、前がbe動詞なら、答えも am になります。
I'm hungry. → So am I. という感じ。
※ I do / I am にならないのは、倒置で動詞を強調するという文型です。
先ほど例に出した、「I'll have coffee.」への「私も」をこれに沿って言ってみると
「So will I.」ということになります。
Me too. でも通じる際には、その方が楽なので使いやすいかもしれませんが
So do I. / So am I. などの答え方も、口に出さないと覚えられないので
「今日はこれを使おう」と決めて、言ってみるのが身につくコツです。
今度旅行に行った時、「私もビール」と言う時には是非「So will I.」で言ってみてください。
...早くそういう日が来るといいなぁ。