「ガッツポーズ」は日本語

現在ヨーロッパでは、サッカーのワールドカップヨーロッパ版とも言うべき

EuroCup(日本語では欧州選手権)が行われています。

サッカー好きには、ある意味ワールドカップより楽しみな大会ですが

しかしヨーロッパとの時差の関係で、日本での放映時間は朝の1時とか4時。

先週末からはいよいよ決勝リーグで、見たい試合がたくさんあり

夜更かしをがんばるか、仮眠して起きるか、悩ましいところです…

 

EuroCupでは、予選を勝ち抜いた24チームが4チームずつで総当たり戦を行い

うち16チームが決勝リーグのトーナメント戦を戦います。

いわば「ベスト16」というやつですが、これって和製英語でして

英語では round of 16、または last 16 などといいます。

ついでにベスト8は Quarter finals、ベスト4は Semifinals

決勝進出が Finals ということになります。

ほんとに中途半端に英語っぽい言葉って、面倒ですね。

※ベスト8が Quarter=1/4 となっているのは、

 8チームで4試合=決勝の1/4 という意味らしいです。

 また「そこに進んだチーム」という意味で、決勝でも Finals  と複数にする場合と

 「決勝戦」という意味で Final と単数にする、両方の言い方があります。

 

スポーツの用語は結構和製英語がたくさん潜んでいて

例えば「ガッツポーズ」なんて言いますが

あれはガッツ石松さんが勝った際とったポーズを、新聞記者が表現したのが起源なので

完全な日本語。

英語にそのままの単語はないので

He raised his fist in triumph. (彼はこぶしを突き上げた / 勝利に)

こんな風に表現するしかないと思います。

野球の用語なんかもずいぶん違うものが多くて、ちょっとびっくりするほど。

 

ところで、「ベスト8に進んだ」というのは、英語でなんと言いましょうか。

これは「やりとげた」という表現「made it」を使えば簡単。

My high school made it to the quarter finals. (私の高校はベスト8に進んだ)

スポーツを見ていて、単に「彼はやったね!」と言いたい場合も

「He made it!」でOKです。

 

どうやらオリンピックもやりそうな雰囲気ですし

クラスでも応援する際のひとことなんかを、ちょっとやっておこうかと思ってます。

I'm rooting for ●●. (私は●●を応援しています)

Go for it!(がんばれ!)

That was close!(惜しかった!) … などなど

TVを見ながらでも、ひとこと言えたら楽しいですよね。

接戦になるとそれどころじゃないかしら💦