世界は案外狭い

4月に日本からイタリアのミラノに移住したアルゼンチン人夫婦から連絡がきました。

「プラハに引っ越したよー」

え?ミラノ大学への留学のためにミラノに行ったんじゃ??

きけば、奥さんの仕事が、アルゼンチン時代の会社のつてでチェコのプラハで決まったので

そちらに住むことにしたそう。

ミラノ大学での友人の研究は、完全リモートワーク大学に行くこともほとんどなく

問題はないそうです。

 

はじめは結構驚きましたが

地図を見てみると、ミラノとプラハは直線距離で約800km、

東京-広島くらいでしょうか。

飛行機で1.5時間、格安航空会社が片道1万円以下で飛んでいます。

その気になれば日帰りも全く問題ありません。

プラハに住んで時々ミラノに通うのも、結構現実的なんですね。

 

ヨーロッパは国境が陸続きの国が多く、EU圏内での移動が自由なので

国境をまたいで毎日通勤する人というのも珍しくありません。

日本のような島国に生まれると、その感覚は持てないですね。

その上、この状況での数少ない世の中のいい変化である、リモートワークの普及で

住むことと仕事をすることの接近性が、より重要ではなくなりました。

私もそのうち、スペインに住んで

画面ごしに生徒さんにクラスができるような日も来るのかしら。

まぁさすがに、クラスはやっぱり直接やりたいなという気持ちが強いですが

翻訳の仕事などであれば、全く問題なさそうな気がします。

 

ミラノに拠点ができた!と喜んだものつかのまでしたが

プラハも大好きな町です。

きれいだし、ビールは美味しくて安いし、ごはんも口にあいました。

今度の目標はプラハで彼らに会うことかな。楽しみです。