秋の味覚を英語で

10月ですね!We are in autumn!

このところ空気もぱりっとして、いよいよ秋な感じ満載です。

お店に並ぶものも、栗やさつまいもなど、秋の味覚に変わってきました。

 

日本では「食欲の秋」なんていいますが

その概念が日本だけなので、直訳できる英語はありません。

In Japan, they say that autumn is the best season to have a good appetite.

(日本では言われています。/ 秋は一番いい季節 / 旺盛な食欲をもつための)

こんな感じで説明するしかないですかね。

 

秋の味覚の代表たちも、結構英語圏ではなじみのないものが多いです。

松茸は外国で見つけたことがないのですが

紹介するなら matsutake mushroom とするしかないですね。

しいたけも shitake mushroom として売られています。

あと秋刀魚もアジアでしか食べないようです。

辞書を引くと、saury(ソォリィ)と出てきますが、とにかく外国人の皆さん見たことないので

必要のある時は narrow mackerel(細い鯖)と説明してます。

アジア独特の食材もうひとつはぎんなん。

イチョウの木自体は世界にありますが、実を食べるのはアジアだけではないかしら。

イチョウは gingko(ギンコゥ)なので、ギンナンは gingko nut(s)。

「gingko の実を食べるのか?!」って驚かれますが、食べてもらうと案外気に入る人も多いです。

 

そういえば、ナッツつながりで栗ですが

ヨーロッパでは、栗は冬の食べ物というイメージがあります。

寒くなって来ると、路上に焼き栗売りの人が出てきますね。

さてさて、栗は英語で?時々クラスで出してます。

マロンじゃないです。マロンはフランス語。

英語では chestnut(s)ですね。

In Japan, chestnuts are autumn seasonal food. (日本では、栗は秋の味覚です)

日本はいろいろな国からの言葉をそのまま吸収している言葉が多いので

便利なことも多い一方で、英語ではない言葉が定着しているとやっかいですね。

ひとつひとつ確認していくしかない、地道な語学の世界です。