今年の東京近辺の桜は長持ちでしたね。
3月末の週末で終わりかと思いきや、朝晩寒い日が続いたせいか
先週末でもかろうじて楽しめて得した気分。
昨日の日曜は歌の仕事で山梨に行っていたのですが
あちらは桜と桃と菜の花が満開で、とても気分のよい一日でした。
さて、桜はクラスでもやっているように cherry blossoms ですね。
blossom は果物のなる木に咲く花なので
梅(plum)桃(peach)などはすべてflower ではなく blossom です。
※普通は1輪だけ咲いているわけではなくので、blossoms と複数にします。
では枝垂れ桜は?
「枝垂れ」は英語で weep という単語を使います。
もともとの意味は「(しくしくという感じで)泣く」なのですが
枝が下に向かって落ちていることから、涙が落ちるイメージなのかもしれません。
なので枝垂れ桜は「weeping cherry tree / blossoms」
tree か blossoms かはどちらでも。注目している先が違うだけですね。
でもネイティヴの方以外には伝わりにくいので
私は weeping の代わりに dropping を使うことが多いです。
あと、これから咲く八重桜は簡単、double cherry blossoms です。
「八重」は日本語そのものの8層になっているわけではないので
重なった感じの double でいいですね。
ちなみに八重桜は遅咲きなので、遅咲き=late bloomer を使って
Double cherry blossoms are late bloomers. と説明することもできます。
late bloomer は、日本語での「大器晩成」なたとえにも使えます。
さらには、今ちょうど「花吹雪」になってきていますが
「吹雪」をそのまま「storm」とかにしてしまうと、ちょっと違う感じ。
ここは shower を使って、shower of cherry blossoms でいいと思います。
さらに、花びらは英語で petal なので
shower of cherry blossom petals にすると、よりひらひら感が出ていいかも。
桜に関する日本語の表現は独特なものが多いので
英語でどう言うか、考えるのもまた楽しいものです。