セビリアの春祭り

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

GWを利用して、スペインに旅行してきました。

2020年の春に友人と予定していたものの、COVIDであえなく中止となり

今回は3年を経ての再計画。

スペイン南部を中心に回る予定だったのですが

たまたま日程にセビリアの春祭りが重なりました。

春祭りはイースターの2週間後の日曜に始まるもので

イースター自体が、春分の日の後の、最初の満月の次に来る日曜という

月齢による日程なので、毎年最大28日ずれるお祭りです。

春祭りが旅行の日程に重なるというのもそうないことで

セビリア在住の友人が声をかけてくれたのに甘えて参加することに。

 

当日、14時頃にセビリアに到着し、まずは友人宅でお昼ご飯。

(スペインの昼ごはんは14時が普通です)

たくさん頂いて、さて昼寝をしようと言われて素直に従い(これもスペインの習慣)

17時頃に起きだすと、友人が祭りの衣装を手にしていて

「これを着るといいわ。準備できたらいきましょう」

え?観光客なんでTシャツで行くつもりだったんですが…

とはいえ素直に従い、フリフリスカートに頭のてっぺんには造花をつけて

さらには友人が手配してくれた馬車に乗ってのお祭り会場入り。(写真のとおり)

馬車に乗るなんて、おそらく一生でこれが最初で最後だろうなぁ。

 

セビリアの春祭りは1週間ひたすら飲んで歌って踊るお祭りなのですが

その会場となる場所には、テントが所狭しと並んでいて

それぞれが家族や知り合い用の、いわば一見さんお断りのシステムです。

観光客用にいくつか公共テントもあり

20年以上前に参加した際はそこしかは入れませんでしたが

今回は友人のツテのテントに入り、友人の友人の友人などとわいわい飲んで

私の同行の友人はフラメンコなどもちろん踊ったことないのに

スペイン人の強引さに押され、見様見真似で踊りも参加。

私も歌ったり踊ったり飲んだりで、もう予想外の竜宮城状態でした。

 

思わぬ体験ができるのが、個人旅行の良いところです。

生徒さんたちはいつも「言葉ができないから個人は…」とおっしゃいます。

その不安ももちろんわかります。

でも、どうしようもないほどのトラブルになることはめったにないし

なにより世界の人は皆さん本当に親切で

「Hepl!助けて!」とお願いすれば、誰かきっと何とかしてくれるものです。

そのリスクをとってでも余りある楽しさがあるから

生徒さんにはぜひ、個人旅行を体験してもらいたいと切に思っています。

スペインでしたら、ご相談いただければ私が全力でバックアップしますし。

でも今回の春祭りは少しできすぎ。私の同行の友人はラッキーでした。

また今度、セビリアの友人にはお土産いっぱい持っていかなくては。