先週、クラスがなかったこともあり
ご依頼のあったスペイン語での通訳の仕事をやってきました。
ゲストは25人のメキシコ人で6日間つきっきり。
こんな大きな団体で、しかもずっと一緒は初めての経験で
早朝6:30に成田空港にお出迎えするところからスタートです。
25人もいると、まー賑やか&まー時間通りに進まないことといったら。
もともと南米やスペインのゲストは時間通りにはならないのが定番ですが
それが25人だともう、
今回はこの家族、次はこの人と、次々に見当たらない人が変わっていきます。
しかもメキシコ人はお買い物が大好き。
初日の原宿では40分遅れ、次の浅草でも仲見世で30分遅れで
観光というよりお買い物の手伝いの時間の方が多いくらいでした。
日本人と違い「人に迷惑をかけない」という教育を受けてきていないので
(どっちがいいとかではなく、単純に文化の違い)
時間に遅れて他のゲストを待たせても「てへ」という顏をして終わりです。
初めはもう胃に穴が開くかと思いましたが
3日めくらいにはもう慣れて、遅刻を見込んでのスケジュールを想定し
時間がなくなった際の優先順位も考えておくなど、多少対応がうまくなりました。
初日の東京、2日めは鎌倉
3日めは東京から新幹線に乗って、奈良で鹿と遊んでおおはしゃぎ。
4日めは京都と大阪でお買い物三昧をして(写真はその際の大阪城)
5日めに広島へ行き、宮島のフェリーに乗り遅れそうになりながらもなんとか京都に戻り
昨日6日め、最後の緊張、京都で25人ぜんぶを新幹線に乗せるという大技をこなして
無事銀座のホテルに送り込み、業務終了です。
通訳ガイドをしていると、できるだけ日本の歴史や文化を伝えたいという気持ちがありますが
来た時の3倍の荷物を抱えて嬉しそうにしているゲストを見ていると
買い物をするのも日本の楽しみとしてアリなんだなーと、本当に実感しました。
私自身も本当にたくさん勉強になることがあって、いい経験です。
炎天下ゲストを探して走り回ってクタクタですが。
そんな中でも次々と入るガイドの依頼…
今年はこんな経験が、まだたくさんできそうです。