今月はなんだか通訳の仕事が多くて
現在はチリからの70人の団体を、もう1名の通訳とバス2台分担して案内しています。
(チリもスペイン語です)
初日の仕事が、ランチをご一緒してから茶道体験だったのですが
そもそも「茶道」とは?
これを日本語で説明するのって、案外難しいんですよ。
日本人の友人に「茶道って何って答える?」と聞くと
「いろいろな決まりの中で抹茶を飲むこと?」とか、漠とした答えしかかえってきません。
現場では、茶道の先生がいろいろ説明してくれるのを訳せばいいのですが
それでもゲストからはいろいろな質問が飛んできます。
ランチの途中でも
「日本はなんでこんなに安全なの?」
「道にごみも落ちてないし、落書きもないのはなぜ?」
「日本人はなぜ世界一の長寿なの?」
…などなど、本当にいろいろな角度からの質問が飛んできて
せっかくのなだ万さんのランチも、おちおち味わっていられません。
(まぁそもそも、通訳の仕事中はごはんを味わう時間なんてないんですが)
日本人には当たり前すぎて、考えもしないようなことが
外国人には不思議に感じる、そんなことはとても多いんですよね。
観光通訳なので、もちろん浅草寺やスカイツリー、渋谷交差点などを説明するのが仕事なのですが
その他にも、前述のような質問に答えることも必要になってきます。
ガイドをするたび、日本の独自さを感じ、自分の知識不足を反省する。
この作業の繰り返しです。
わかることと、説明できることの間には、本当に大きな差があります。
さて、前述のようないろいろな質問がきたら英語ではどう答えましょうか。
そんなことを練習しているのが、S&Sの「おもてなし英会話」のクラスです。
私の通訳の経験から、様々な日本の文化・習慣について説明できるよう
私が自分でテキストを作っています。
興味のある方、是非一度遊びにきてみてください。
私の実体験の塊ですから、現実味があること、保証いたします。