日常英会話クラスの中には
現在「Food」をテーマに練習しているところがあります。
「今朝は何を食べましたか」とか
「あなたは本当に料理が上手ね!」など
食に関係したフレーズが出てくる、身近な内容なので
生徒さんたちも結構とっつきやすいようです。
例文の会話を練習してから、実際それぞれ朝食を言ってみたり
昨晩の夕食のメニューを披露したりしています。
もちろん、口に出すことが目的ですから、別に本当のメニューじゃなくてもOK。
とても豪勢な朝食を並べて下さってから「だったらいいなー」というオチの方がいたり
美味しそうなメニューが出てきたら「あらそれどう作るの?」という質問が出て
レシピの説明になったりして(ここは日本語なのですが、S&S的には No problem)
毎回結構盛り上がるテーマ。
中には「えーっと、昨晩は何食べたかなぁ … 」という発言もあり
「〇〇さん、まだボケちゃだめよー」などの突っ込みも入って
それはそれでまた盛り上がるのですが
昨日何を食べたかって、ちゃんと思い出さないと案外出てこないものですね。
英会話の練習が、脳の前頭葉の活性化にとても有効なのは知られていますが
真面目にそればかりやっていても、クラスは楽しくないわけで。
今回のように、食事の内容を思い出したり、理想の食事を考えたり
日本語ででもいいので、そのような内容に脳を使ってみるのも
またひとつの脳トレになっていいのかもと思っています。
英会話クラスとはいえ、そういうのがS&Sの特徴なのですから。
ちなみに、よく「歳を取るほど記憶が衰える」と言いますが
これを英語で言ってみると
The older we get, the weaker our memory becomes.
こんな感じになりますでしょうか。
英語の文法を少し覚えていらっしゃる方だと
比較級と言われる -er のついたものを2つ並べるこの形に覚えがあるかも。
でも実際は、記憶力が衰えるのではなく
子供よりもたくさんの記憶があるがゆえに
新しい記憶を整理して頭の中に入れていくのが大変なだけで
頭の引き出しに何度も出し入れしていけば、その位置が定着していくので
ちゃんと記憶はできるそうですよ。
少しずつ、楽しく、ゆっくり繰り返していきましょうね。