2月末のことになりますが
今年依頼されているツアーの中に河口湖があり
自分で観光に行ったことがないため、時間があるうちにと下見に行きました。
晴天で、風の強い日だったため
これ以上ないほどの富士山が見えて、それはもうラッキー。
写真はその時に撮ったものですが、どこからの写真かおわかりでしょうか。
河口湖から車で10分ほどのところにある、新倉(あらくら)富士浅間神社。
山あいにある小さな神社で、近隣の氏神様らしいのですが
本殿から石段を上ったところに五重塔があり、その後ろには富士山。
そして春には桜がこの風景に色を添えます。
この「富士山&神社(っぽい建物)&桜」という構図が The Japan なためか
海外で発行されている日本のガイドブックの表紙によく使われていて
海外からの観光客が「この風景が見たい!」ということで
いまや押しも押されぬ、日本の有名観光地になっているんです。
ちなみに、いろいろなクラスの生徒さんにお聞きしてみましたが
ご存知だったのは2名ほど。
実際私が行った時にも、日本人は私の他には数えるほどで
しかし本当に多くの外国人が訪れていて、えらく賑やかでした。
この事態は、もちろん想定されていなかったためでしょう、
駐車場も、ほんの20台ほどしかスペースがなく
後日、他のツアーでお会いしたバスの運転手さんにお聞きしたら
観光バスは、神社から歩いて15分ほどの下吉田駅前でゲストを降ろし
停めておくところがないので、ゲストが戻るまで巡回しているそう。
この他にも、横浜の大黒ふ頭SAには
クラッシックカーや改造車などが集まるため
世界中の車ファンが行きたい場所の1つになっているそうですし
(スペイン人のゲストに行き方を聞かれたことがあり、あせって調べました)
京都でも、有名どころのお寺ではなく
写真映えするカラフルな「くくり猿」がある八坂庚申堂が人気だったりします。
今、観光客には何が人気なのか
常にアンテナを張っていなくてはならないのがガイドの大変なところです。
ちなみに、新倉富士浅間神社の冒頭の光景を見るには
本殿から約400段の階段を登るらなくてはなりません。
(250段くらいのところからは、坂道でも登れます)
かなりしんどかったですが、登った価値ありの光景でした。