昨日は七夕。
教室がある場所の1つ、平塚は、言うまでもなく七夕祭りで知られています。
なかなかお祭り当日にクラスがあたることはないのですが
今年はその前日に平塚に行ったので、ちょっと準備された雰囲気を楽しむことができました。
写真はその、ちょっと飾られた平塚駅前です。
この時期は日本中いたるところで、短冊をつるした笹が飾られます。
ガイドをしていると、当然「あれは何?」と聞かれるので説明しなくてはいけないのですが
皆さん、七夕についてそもそも日本語で説明できるでしょうか。
私もいろいろ調べて準備したものですが
●言い伝えとしては、
機織り(weaving:ウィヴィン)の仕事をする織姫と、牛の世話をする彦星はそろって働き者。
しかし2人が結婚すると働かなくなり、
怒った神様が2人の間に天の川(milky way)を作って離してしまいました。
悲しみにくれた2人は泣き、それを見た神様が
以前のようにまじめに働いたら、1年に1度だけ2人を会わせてくれると約束しました。
それから2人は心を入れ替えて一生懸命働くようになり
年に1度だけ、7月7日に天の川を渡って会うことが許されました。
●織姫は琴座のベガ(Vega)、彦星は鷲座のアルタイル(Altair アルテア)で、
この2つの星は、旧暦の7月7日に天の川をはさんで最も光り輝いていることから
中国でこの物語が生まれ、日本には奈良時代に伝わりました。
●笹の葉は生命力が強い(strong vitality)植物で
神事(Shrine ritual)に使われたり魔よけの意味もあります。
織姫のように機織りや裁縫(sewing)が上手くなりますようにと願って
7月7日に、祭壇(altar)に針や糸を供えていたのが
書道などの「芸事(accomplishment アカンパリシュメンt)」全体の
上達(improve)を願う行事へと変化していきました。
平安時代には和歌を書いて供えたのが、短冊(strips)をつるすもとになりました。
…と、こんなところのようですね。
日本特有の文化や風習は、意外と知識があやふやなもので
英語で説明する前に、まずは日本語で要点を整理することが必要です。
さて、これらをどうやって英語にしましょうか。これがまた大変。
七夕はとりあえず、the Star Festival とひとことで言っておくとして
要点になりそうな単語は、英語をつけておきましたので
ご自分なりの英語での説明、一度挑戦してみてはいかがでしょう。
こういうのを「おもてなし英会話」でやっています。
興味のある方は一度遊びにきてください。楽しいですよ♪