日本語以外の言語を話します と言うとしばしば聞かれるのが
「考えてるときは何語なんですか?」
…そんなこと、気にしたことなかった。
で、聞かれるようになって考えてみたんですが
結論は、言語で考えてない です。
言葉って、発話してはじめて言葉になるわけで
その前段階での「考え」の段階では、言語の種類は関係なくて
ただ概念とか、気持ちとか、そういうものでしかない気がします。
なので、その考えを伝える相手が日本語話者であれば日本語で発話しますし
スペイン語ならスペイン語、英語なら英語になって自分から出ていきます。
ただ、不思議なもので
日本語話者と話している時には、相手に気を遣うような考え方が出てきます。
スペイン語だと、日本人としては大げさすぎるような表現にあうような、
何かこうおおざっぱな感じの考え方で会話をしていくような感覚になります。
ことばは文化だとはよく言ったもので
言語がもつ、それぞれの感覚をもとに話すのがいちばんしっくりくる感じです。
これには多分、個人差があるんじゃないかと思います。
私は特に帰国子女でもなく、2年ほどスペインに住んでいただけなので
生まれながらのバイリンガルというわけでもありませんし
もしかしたら、生まれた時から2か国語を話す環境だった方などは
また別の感覚をお持ちなのかもしれません。
そういう方のとらえ方もまた、聞いてみたい気もします。
ちなみに、「夢は何語で見るの?」とも聞かれます。
私、本当にほとんど夢をみない(覚えていない)ので、個人的な答えは「わかりません」です。
たまぁに見る夢は、登場人物が日本人で日本語を話していることがほとんどなので
多分私も日本語で話してるんだろうと思いますが。。。
今度夢みたら覚えとこ…と思いつつ、いまだ解決していない疑問点です。