お国の味も大切

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先週ご案内したのは、中南米各国からの連合軍。

メキシコ、ボリビア、エルサルバドルなど、国籍の違うゲストたちだったのですが

共通点は、辛いソースが好きな方が多いこと。

行程での食事を見る限り、和食が多かったので

タバスコのようなチリソースとライムを持参し臨みました。

(ライムも中南米では一般的な調味料です)

 

そして迎えた1回めのランチは、京都での松花堂弁当。

それなりにちゃんとした、創業70年以上の京料理のお店でしたので

日本人とすればかなり美味しい内容だったのですが

「チリとライム欲しい人ー」と声をかけると「はーい!」の声が続々。

その後の食事も、皆さん刺身に、天ぷらにとチリソースかけ放題で

2本あったものが、終わってみるとほぼ1.5本なくなっていました。

写真は最後のディナー、屋形船でのてんぷらに

ケチャップであるかのように激辛ソースをかけるゲストの様子です。

 

日本に来たからには

なるべく日本的な、おいしい料理を味わってもらいたいという

旅行会社側の意図もよくわかります。

実際、料理の内容は寿司、てんぷら、しゃぶしゃぶ、お好み焼きなど

いかにも和食なメニューが旅程の半分以上を占める場合が多いです。

でもゲストからすれば、「おいしい」の基準はやはり食べ慣れた味。

日本人の旅行者も、海外におしょうゆを持参する方、いらっしゃいますよね。

美味しく食べてもらえるなら、その方がいいと思うので

てんぷらにチリソース、いいんじゃないでしょうか。

(私は一滴なめただけで、舌がしびれてもう結構でしたが)

 

しかし、ガイド中の食事は本当にすし、てんぷら的なものばかりで

自宅で料理する時間もないため、普通の食事が恋しくなります。

餃子食べたいなー。焼きそばもいいなー。玉子かけごはんしたいなー。