「コロロ」というお菓子、ご存知でしょうか。
写真にある、UHA味覚糖さんから出ているグミなのですが
これが今外国人に非常に人気なんです。
私は食べたことがなく、今回ゲストに「買いたい」と言われて
ドンキホーテに行ったらまー、ものすごい数が売られていて
それがまた、ものすごい勢いでカゴに入れられているのを見てびっくり。
で、試しに買って食べてみたのですが、なんとも独特な食感。
ぷるっとしててつるりん。そして噛むとふにゅん、中から果汁がじゅわっ。
これは確かに、よくできていると思いました。
さきほどの、ぷるっ、つるりん、ふにゅん、じゅわっ。
これらの擬態語は、言語学用語で「オノマトペ」というのですが
日本語にはこのオノマトペが非常に多くて、辞書にあるだけで約4,500個。
英語の4倍はあるとされています。
さらに日本語は音に対する独特の感覚があり
SNSの発達でその数は増え続けていて
(昔はぷにぷになんていう言葉はなかったし)
辞典に入っていない言葉も含めると、約10,000語以上になるらしいです。
それでもこれらを英語にしようとすると、どうなりますでしょうね。
ぷるっ:jelly-like とか、jiggly(ジグリィ=小刻みに揺れる)あたりかなぁ。
つるりん:smooth でしょうか。もっと滑る感じがでてほしいんだけど。
ふにゅん:soft as a marshmallow くらいしか思い浮かばない。。。
じゅわっ:これはもう私にはお手上げで、いろいろ調べてみると
The flavor melts and fills my mouth=味がとろけて口の中に広がる
などしか出てきませんでした。
本当に日本語のオノマトペを英語にするのは難しいです。
でも日本の食のおいしさは、オノマトペをなくしては語れない。
文化は言葉だと、つくづく思うことの1つです。
ちなみに、わたしがドンキにご案内したゲストは
コロロを50個くらいカゴに入れ、他にもわんさか買ってご満悦でした。
職場の同僚に配るんだそうです。
UHA味覚糖さんの株でも買っておこうかしらと一瞬思いましたが非上場。残念。