ELF ー「伝わる英語」を目指す視点

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

英語を教えるということを日々行っていると

やはり言語に関する様々な勉強法などが気になるものです。

 

先日見かけた本で

「使うための英語―ELF(世界の共通語)として学ぶ」という気になる本があります。

まだ読めていないのですが(図書館にリクエスト中)概要を見ると

ELT=English as a Lingua Franca(共通語としての英語)を学ぼう というものようです。

Lingua Franca(リングァ・フランカ)とはイタリア語由来で「共通語」という意味なのですが

母国語が異なる人同士が、共通語として使う言語のことを指します。

ヨーロッパの社会言語学から発生した研究分野らしいですね。

 

現在、英語が世界の共通語として扱われていますが

全世界の人口の中で、第二言語を含め英語を話せる人は18%しかいないそうです。

その18%の中でも、英語を母語とする人は25%。

つまり、英語を母語とする人は、世界人口のわずか4%くらいにすぎません。

日本人が英語で会話する場合、その多くは

英語ネイティブじゃない人と話すことになるということなんですね。

 

なので、ネイティブスピーカーの発音や語彙とは違っても、それはお互い様。

意味が通じれば問題ないということなんです。

たとえば「私たちは車で横浜に行った」と言いたいとき、

ネイティブは「We drove to Yokohama.」と表現するのが普通だと思いますが

「We went to Yokohama by car.」と言っても意味は通じるので全く問題ありません。

 

ここでも何度もお伝えしていますが

日本人は、ネイティブ話者の発音や文法こそが英語だと考える傾向が強く

また本来日本人は真面目な故、文法的に正しい英語を話そうとして

結果口から出てこないケースがとても多いのですが

この枷を外して、通じればOK!と割り切れば

本来の、意思疎通のための「英会話」ができる可能性が大きくなります。

 

S&Sのクラスでは、いつも「通じればOK」とお伝えしています。

ただ、ネイティヴ発音にこだわるわけではないのですが

カタカナで認識されていて、でもその音はあまりに元の音と違って通じない というものは

日本語風でいいので、なるべくもとの音に近くなるよう練習しています。

例えば「beautiful」はビューティフルというカタカナの日本語になってますが

英語だと「ビュゥリフォ」の方がよほど近いんですね。

大事なのは発話して通じること。

日本語風の英語、上等です。自信を持って口に出してみましょう。