ガイドをしていて、本当に最近感じるのが抹茶の人気。
今や「matcha」と表記した方がいいかもしれません。
外国人観光客の多くが、自分で楽しむなり、お土産なりでたくさん買っていきます。
お土産物屋さんには、きれいな缶に入ったものも売っていますが
ご自分用ならスーパーのチャック付き袋のもので十分。
というわけで、スーパーマーケットにご案内する時間も増えました。
写真は、先日京都のコンビニで見つけたペットボトルで
伊藤園さんが出している、キャップをひねると上に入った抹茶が落ちて
中の水と混ざって冷茶になるというもの。
商品名は日本語とともに matcha と記載されていて
どうやって飲むかの説明も英語で併記されていました。
明らかに外国人向けですね。おみやげに買うのかしら。
しかしながら、そもそも matcha が緑茶の一種だと認識している人は少なく
流行と名前だけが先行しているように思います。
日本人でも、若い人はご存じないかもしれませんが
抹茶は、緑茶を陽にあてずに栽培し粉末にしたものなので
栽培に手間がかかり、量も少なくなるためそれだけお値段が高くなります。
緑茶は蒸した茶葉を乾燥させ、お湯で抽出。
ついでに紅茶は茶葉を蒸してから発酵、ウーロン茶は半分発酵させたもので
どちらも木は緑茶と同じ。
ガイドをしていると、こういうことも必要な知識になります。
抹茶は高価なので
世の中にある抹茶味のお菓子や飲物の多くは、粉末緑茶や人工的なフレーバーを使用していて
なんなら抹茶の緑色は蚕の糞(「蚕沙(さんしゃ)」という漢方薬でもあるそうです)。
そういうので「matcha love!」とか言われても、なんだかなぁという気分。
まぁコーラなんかより、よほど体にいい飲み物ではあるのは確かなので
matcha をきっかけに、日本の緑茶文化の良さを知って頂ければと割り切っています。
私のゲストは、緑茶や抹茶を飲む機会にはほとんどが「ミルクと砂糖は?」と聞くので
ガイド用のカバンにはいつも、スティックの砂糖とコーヒーミルクを用意。
いいんです、おいしく飲んで頂ければ。割り切りますとも。
