お教室で,よく生徒さんからお聞きするのが,
「ほんのちょっとの段差に,つまずいた」
「カーペットに足が引っかかって転びそうになった」
「足を前に出したつもりが,出ていなくて転びそうになった」
「何もないところで,つまずいた」
・・・というようなお話です。
「100歳まで元気に動ける体を心を手に入れる!をモットーとしている健康ヨガ教室では,
下半身の筋肉の強化を重視しています。
以前,太ももの筋肉を鍛えるスクワットはご紹介しましたが,同様に鍛えたいのが,
足底筋です。
足は,体全体の重さを支え,バランスをとる重要な役割を担っています。
長時間靴を履いて,土よりもアスファルトの上を歩く生活を送っている現代人は,足底筋が
弱くなりがちです。
また,加齢により,土踏まずのアーチが浅くなると言われています。
いわゆる「偏平足」の状態になると,転びやすく,足が疲れやすくなってしまいます。
足首回し,足裏をたたき,足指じゃんけんなど,夜寝る前に,湯船に浸かっている時や
お風呂上りにでも,ちょっとした時間に,自分の足を意識を向けてケアをしてあげましょう。
最初の内は,足の指が思うように開かないという方も多いかと思います。
ハイヒールばかり履いていた昔の私も,そうでした(^-^;
まずは,足首を回す時に,足の指の間に,手の指を入れて,足と手で握手するようにして,
指を開いてあげましょう。
さらに,足の指を1本ずつ,手でつかんで前後左右に動かしてあげます。
こうしたことを繰り返していくと,だんだんと,足の指が開いていくようになります。
足の指の運動は,足底筋の強化だけでなく,足の指を動かそうと意識することが,脳神経への
刺激にもなります。
いつまでも元気に,自分の足で歩けるように,ぜひ,足のケアを習慣にして下さいね。