以前、腰痛や肩こりは、日本人の健康に関する自覚症状のトップであることをご紹介しました。
激しい運動や、腰に負担のかる姿勢が原因で、腰痛を経験された方も多いと思います。
腰痛は、腰周辺の筋肉の血流の悪化からくる症状と言われています。
長時間、同じ姿勢や無理な体制でいたり、腰に負担のかかる動きを続けていると、
腰の周辺の筋肉がこわばり、血流が悪くなります。
血行不良は、「冷え」の原因となることは、何度かお話ししましたが、
この「冷え」は、腰痛の症状を悪化・慢性化させる恐れがあります。
腰痛の予防・改善には、腰周辺と背中をできるだけ温めて、冷えから体を守ることが大切です
カイロをあてるなどして、局部的に温めることもいいですが、半身浴や部分浴(手浴、足浴)
などで、全身を温めましょう。
また、背筋と腹筋を鍛えることも、腰痛の予防になります。
背中とお腹の筋肉がコルセットのように、体をしっかりと支え、腰への負担が減るからです。
痛みの強い時に、無理に運動をするのはかえって、症状を悪化させてしまいますが、
痛みのない時には、腰通予防と症状軽減のために、腰の周辺の筋肉を鍛えていきましょう。