多忙でストレスフルな生活を送る現代人にとって、
健康への関心は年々高まるばかりです。
テレビや雑誌などでも、何らかの健康に関する特集をよく目にしますね。
特に、「健康と食」については、日常生活に密接に関わることもあり、
皆さんの関心も高いように思います。
その中でも、ここ数年、よく見聞きするのが、「スーパーフード」という言葉です。
言葉の響きから、なんとなく、というか、きっと「健康にすごくいい」みたいな意味?
なんて思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。私もですが・・・(;'∀')
では、具体的に、何が「スーパー」なフードなのでしょう?
一般社団法人スーパーフード協会の定義によれば、
スーパーフードとは、以下のような食品だそうです。
・栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品であること。
あるいは、ある一部の栄養健康成分が突出して多く含まれる食品であること。
・一般的な食品とサプリメントの中間にくるような存在で、
料理の食材としての用途と健康食品としての用途をあわせもつ。
同協会では、優先的に日本国内で推奨する以下の10食品を
「プライマリースーパーフード10」として紹介しています。
スピルリナ・マカ・クコの実・カカオ・チアシード・ココナッツ・アサイー・
カムカム・ブロッコリースーパースプラウト・麻の実(ヘンプ)
これらは、スーパーフードの発祥の地(アメリカ・カナダ)で、スーパーフードを
代表するものとして認知されているものだそうです。
チアシードやアサイー、ココナッツ等は確かに、日本でも最近、いろいろなところで
話題になっていますが、この他にも、日本で手に入りやすい、スーパーフードの
定義にあった食品があります。
例えば・・・
アーモンド:ビタミンEが豊富で、食物繊維、たんぱく質、不飽和脂肪酸、
ファイトケミカル(野菜・果物・豆類・芋類・海藻・お茶やハーブなど、
植物性食品の色素や香り、アクなどの成分から発見された科学物質)
も多く含まれる。体脂肪の減少の他に、認知症の予防にも。
卵:たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン類、ミネラル、8種の必須アミノ酸など、
ビタミンCを除いた、人に必要な栄養素がほぼすべてバランス良くそろっている。
きのこ類:しいたけ・まいたけ・しめじなど。低カロリーで、不溶性食物繊維が豊富。
ビタミンB群、ビタミンD、カリウムが多い。カリウムは、塩分を排出し、
むくみ予防に。特にまいたけには、免疫力を上げて抗がん作用があると
されるβ‐グルカンが豊富に含まれる。
黒酢:クエン酸、アミノ酸、乳酸、ビタミン、ミネラルが豊富。疲労回復や、脂肪燃焼、
血糖値の急上昇を抑えるなどの効果が期待できる。
海藻類:わかめ・ひじき・もずくなど。海藻のヌルヌルした成分(フコダイン)は、
中性脂肪やコレステロール値を下げたり、免疫力を活性化する働きが
あることで注目されている。もずくは、特に不溶性食物繊維が豊富で
過食予防にも。ひじきは、カルシウムが豊富で、ほうれん草の約27倍もの
鉄分を含む。
こうしてみると、和食でおなじみの食品って、スーパーフードが多いのですね。
和食が、ユネスコの無形文化遺産に認められたのもの分かりますね。
かといって、スーパーフードばかり食べればいいというわけではありません。
いくらスーパーフードでも、今の自分の体にとっては過剰な栄養素もあるかもしれません。
やはりバランスが大切です。
高価な食材のもの、簡単で手軽なものなど、いろいろな食事が私たちの身近に存在しますが、
食は体の基本です。
自分の食べたものが、体にどのような影響があるのかということは、少し考えていきたい
ですね。
いろいろな食材をバランスよく摂れる食事を基本にしながら、こうしたスーパーフードも
上手に取り入れて、体の内側から健康になりましょう!