以前、血行不良が様々な不調の原因になるということや、筋肉が硬く固まっていると
血行不良になりやすいというお話をさせていただきました。
レッスンの始めでも、ウォーミングアップ的に、固まった筋肉をほぐしていくのですが、
わりとみなさん驚かれるのが、お尻の硬さなのです!
そして、お尻の筋肉をほぐし終わると、たいていの方が、
「あれ?腰が楽!!」と、これまた驚かれます。
以前、テレビの健康番組でも紹介されていたのですが、お尻やももの裏側、ふくらはぎ、
アキレス腱といった「下半身の裏側」をストレッチすることで、腰痛が改善したという
ケースがあるそうです。
今日は、椅子に座ってできる、お尻の筋肉をほぐす簡単な方法をご紹介しますね。
どちらの脚から始めても大丈夫です!
1)椅子に座って、右脚を持ち上げ、ひざを外側に倒すようにして、
足首を左ももの上に乗せます。
2)右手を右のももの上に乗せ、吐く息に合わせ両手の平で右ももを押していきます。
脚の付け根の方から、少しずつひざの方に向かっていき、また戻ってきます。
ももを外側に広げつつ押し下げるというようなイメージで、数回繰り返します。
3)右手を右のひざ近く、左手を右首にのせ、息を吐きながら、脚の付け根から
上体をまっすぐ前へ倒していきます。
そのまま普通に呼吸をしながら、10~30秒ほど保ちましょう。
お尻の右側から右のもも裏がじわじわ~っと伸びていく感じです。
4)息を吸いながら、上体をゆっくりと起こしてきて吐きながら右脚を床に戻します。
5)左脚も同様に行います。
左右1セットで十分ですので、じっくり、行いましょう。
骨格や股関節の硬さによって、足首を上げている方の脚の開き具合は異なります。
無理をして、ぐいぐい押していく必要はありません。
吐く息に合わせて、ゆっくりと無理なく、ストレッチしていきましょう。
人によっては、お尻の硬さも左右差があったりします。
そうした自分の体の特徴に気が付くということも大切ですね。
このストレッチは、腰痛、ぎっくり腰の予防にもなりますが、股関節周辺の筋肉もほぐす
ことができますので、腰に疲れを感じている時にもオススメです。
腰痛というと、腰のみに意識が向きがちですが、やはり私たちの体は繋がっているのですね。
ぜひ、日ごろから、お尻の筋肉もほぐしてあげて下さいね☆