油の話の2回目です。
今日は,アボカドオイルについて。
醤油との相性もいいことから,巻き寿司や和風サラダなどでもすっかりおなじみのアボカド。
10種類のビタミン,11種類のミネラルを含み,世界一栄養価の高い果物といわれ,
整腸作用や動脈硬化・高血圧予防なども期待できるとされています。
アボガドというと,その果実を食べるというイメージが強いかと思いますが,
果実から抽出された油,アボカドオイルが,近年,注目されています。
果実と同様に,ビタミン,ミネラルが豊富で,海外では昔から,食用だけでなく
スキンケアにも利用され,万能オイルとして愛用されてきました。
アボカドオイルは,強い抗酸化作用があるビタミンEが豊富で,オリーブオイルの
2~2.5倍もあるのだとか。
また,血液中の中性脂肪やコレステロール値の正常化,カロリー燃焼の促進などの
働きがあるとされる,一価不飽和脂肪酸のオレイン酸も豊富です。
こうした成分の特徴から,アボカドオイルは,アンチエイジングや動脈硬化予防に
良いとされています。
1日の摂取量の目安は,大さじ1杯くらい。
味にくせがないので,そのまま飲むのもOKです。
高温の調理でも成分は壊れないため,炒め物などに使用するのもいいですね。
そのままドレッシングの油として摂取してもいいです。
優れた保湿力,肌を柔らかくしたり,紫外線から守ってくれるなど,スキンケアとしても
アボカドオイルは非常に優秀です。
髪や地肌の乾燥対策,栄養補給にも利用できます。
日本ではまだあまりなじみのないアボカドオイルですが,飲む・食べる・塗る――の
好きな方法で,効率よく栄養を摂取できるので,一度試してみてはいかがでしょうか。