なかなか梅雨が明けませんが,7月も終わりに近づいてきました。
これから夏に向かい,女性は素足にサンダルという機会も増えてきますね。
こんな季節には,いつにもまして,自分や他人の「かかと」を気にする方も
多いようです。
素足になると,カサカサしている,ひび割れしている,粉をふいている・・・など,
かかとの「荒れ」が気になりますね。
夏以外は靴下で隠されているというだけで,本当は1年を通して,かかとの荒れが
気になっているという方も多いのではないでしょうか。
そういう方はもちろん,「今は特にかかとの荒れは気にならない」という方も,
ぜひ,かかとの状態を日頃から気にかけてみるようにしてみて下さい!
というのも,かかとの状態が健康状態のサインであることも考えられるからです。
昔から,「健康の基本は『頭寒足熱』」と言われるように,足と健康というのは
深いつながりがあるとされてきました。
特に,足裏は全身の器官が反映された場所として,重要視されています。
マッサージがお好きな方などは,リフレクソロジーという言葉をご存知かと
思います。
このリフレクソロジーとは,リフレックス(reflex=反射)とロジー(logy=学問)が
組み合わさった言葉です。
足裏を刺激することによって,健康の維持・増進,そして心身のリラクセーション
を促すという健康法です。
リフレクソロジーでは,足裏を全身が投影された縮図としてみます。
体の各器官と深くかかわっている足裏の「反射区」という部分を刺激して,
対応する器官の機能の活性化を促すというのがリフレクソロジーです。
反射区は,よく東洋医学の「ツボ」と混同されがちですが,ツボが全身に分布している
のに対し,反射区は足裏や手などの体の一部に「全身の縮図」として存在するという
点が,大きく異なるとされています。
では,今回のテーマの「かかと」は,体のどの部分を映し出しているのでしょうか。
かかとは,骨盤腔内や生殖器の反射区とされています。
もともと放っておくと角質が厚くなり,硬くなってひび割れをおこしやすい箇所ですが,
ヤスリをかけて保湿を保ったり,もんで血行をよくするというようなケアをしても,
なぜか荒れている・・・という場合は,女性でしたら婦人科系のトラブルのサインかも
しれません。
ちなみに,かかとの一番下は肛門の反射区とされています。
男性でかかとが荒れているという方は,痔などの肛門のトラブルを抱えていることが
多いそうです。
また,かかとからアキレス腱にかけての部分は,仙骨(骨盤の中心)にあたり,
この部分に靴擦れが起きやすい人は骨盤が歪んでいる可能性があるそうです。
ヨガは,歪みの解消にもってこいですよ(*^^*)
素足で過ごす時間が長くなるこの季節を機に,簡単な健康チェックの方法として,
かかとや足裏の状態を日頃から気にかけてみるようにしてみましょう♪