先日、久しぶりに映画館に行ってきました。
ムヒカ大統領という名前、聞かれたことがあるでしょうか。
ウルグアイの大統領を2015年2月まで務められた方で、正確には「もと大統領」ですね。
報酬のほとんどを国のために寄付し
本人は農業を続けながら、月10万円ほどで暮らしていたため
「世界で最も貧しい大統領」と呼ばれていた方です。
2012年に、リオデジャネイロで開催された国連の会議でのスピーチが
人間の幸福とは何かについての本質をついていて
世界中で翻訳されて伝わり、日本では絵本でも出版されました。
そのムヒカ元大統領が2016年に日本を訪問した際の講演や
その際に感じたことを主題に置いたつくりになっている映画なのですが
(フジテレビのディレクターさんが撮っているので、そうなります)
映画の出来については置いとくとして、ムヒカさんの言葉がまとめて聞けたよい時間でした。
幸いスペイン語がわかるため、ムヒカさんの言葉はそのままスペイン語で理解し
おそらく日本語の字幕を読むよりも、その考えをより直接的に感じられたと思います。
(ウルグアイはスペイン語です)
生徒さんには、映画を字幕なしで見たいとおっしゃる方が、少なからずいらっしゃいますが
そうか、こういうことなのかな、
こういう感覚がほしいということなのか と、ちょっとわかった気がしました。
とはいえ、映画を理解するのは結構遠い道のりです。
一番いいと思う方法は、好きな映画を繰り返し見ること。
できればアニメや、セリフの少ないものを、1日10秒とかそれくらいだけ
しかし何度も繰り返して、言い方をまねしながら口に出して練習します。
地道ですが、それを毎日繰り返せば、かなり耳も口も英語に慣れていきます。
これは映画好きかどうかにかかわらず、結構いいと思っている英語の勉強法の1つです。
でも、勉強だと思うと映画も楽しくなくなるでしょうし
生徒さんも、そうはいっても
「映画見てたら、こないだ習った●●っていうのが本当に出てきて、聞こえました!」と
それだけでも嬉しそうにお話してくださいます。
あまり構えず、それで楽しいと思えるくらいが
気楽な、ちょうどいい英語との距離感なのかもしれません。