先日、クラスで会話の練習をしている時のこと。
例文の会話で出てきたフレーズを使い
生徒さん同士で「このあたりでお勧めのお店は?」と聞いてもらって
ご自分のお勧めを答えるという会話をやって頂きました。
すると、一人の生徒さんがおっしゃったのは
「プリントの通り言えるのに、いざ顔を見て話をしようとするとなかなか出てこないです」
そうなんですよねー。
例文のフレーズを何度も繰り返し練習することで、口に出すことはできるようになります。
でもそれを「会話」として発話するには、またひとつ壁があります。
折に触れお伝えしているのは
その会話をしている主人公になったつもりで、気持ちを込めて言うのが大切ということ。
クラスでは、スライドを写して
できるだけその会話の場面が思い浮かぶような写真を出していますが
それもとにかく、場面を想像して、自分の言葉として言って頂きたいから。
フレーズを口に出すときの状況や気持ちと一緒になることで
はじめてそのフレーズが自分のものになって「使える」道具になります。
そしてそれには、相手の顔を見て気持ちを込めて言ってみるのが一番です。
一人で練習する際には、想像して一人芝居でやるしかありませんが
(ペットがいらっしゃるのであれば、その子に向かって言うのもいいですよ)
クラスではせっかくお友達がいるのですから
積極的に会話してみてはどうでしょうか。
「英語」クラスではなく「英会話」クラスです。会話を楽しみましょう。
でも私も、もっと英会話を楽しんでもらえるよう、進め方を工夫しなくては。
また反省した出来事でもありました。